アブランガイド

ラーメン二郎とアブラの魅力について語ります

ラーメン二郎大ラーメン全マシで全店制覇 part2 目黒店

ラーメン二郎大ラーメン全マシで全店制覇

2店舗目 ラーメン二郎 目黒店
大ラーメン全マシ

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二郎は、獰猛な野獣を鎮めたり、岩を砕いたり、ねじれたかしの木を折り曲げたりしてしまうほどの不思議な力を持っている。

唐突に、誇らしげに断言するが、二郎を全店制覇するなら開店順に訪問するべきだろう。歴史を辿っていくのである。オレが権力者ならそう命令するし、逆らう奴はでっちあげの罪を創作して国策捜査してでも、そうしろと強制する。オレの案に反対票を投じても、不正選挙して票を改ざんする。それほどまでも、ラーメン二郎が辿ってきた軌跡は自分の女より尊いのである。

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残暑が続く中、面白い様に行列が伸びて行く。回転は早く30人ほどの並びだったが、50分程度で店内へ。大のプラ券を購入し、助手に提示する。

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目黒店(通称メグジ)のような人気店は死ぬほど並ぶ、しかし代表待ちをしたり、途中で挫折してはダメダメ、ダメダメよ、ギルティーよ、けつあな確定よ、エスオーエスジロリアンは狼なのよ、気をつけなさい。年頃になったなら、つつしみなさい。豚の顔していても、心の中は狼が牙をむく、そういうものよ♪
二郎は北海道や京都などの地方にも点在している。ランダムに店を回っていたら、地方の二郎への遠征は後回しにされがちなのである。とにかく順番通りに回りやがれ、このすっとこどっこい。
初心者には拷問だろう、まるでマイルス・デイビスの『オン・ザ・コーナー』のように。そこはくぐり抜けねぇと快感にはたどりつけねぇぜ。行列に並ぶのに退屈し、ついついPornhubのトレンドを検索してしまい、「クソ!昨日と全然変わってねぇじゃねーか」などと嘆いても、目の前の行列は徐々にしか進まない、まあ気持ちはわかるが、我慢せい。

さっきからオレは二郎全店制覇するなら開店順に訪問しろなどと突きつけているが、その理由は全く記されてはいないのである。だが何事も理由がなければいけないという理由はない。充足理由律という「すべての真なる思考は根拠づけられているべきであるという法則である」見解があるが、そんなの無視していいのである。 空いている席に座り、3分ほどでコールを聞かれ着丼。
スープは非乳化系の豚骨醤油味。デフォで油と脂が多め、そこへトッピングのアブラが加わり中々オイリーである。豚感は過不足なくFZ醤油ダレがバッキバキに主張する。 自家製の麺はちぢれを伴った平打ち状の太麺。デフォでもそこそこ硬めで粉感満載。麺量は大でも体感300g弱であった。

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豚は小さめな塊がひとつと細かいのが数切れ。繊維に沿って裂けるタイプでやや肉感強め。 ヤサイも増してもたいして増えない。 小麦粉が高騰するこのご時世にワンコインを貫き通すという凄さに敬服。 鍋二郎をやっているようなので、今度は鍋を持参してお邪魔したい。ご馳走様でした。