アブランガイド

ラーメン二郎とアブラの魅力について語ります

ラーメン二郎大ラーメン全マシで全店制覇 part8 八王子野猿街道店2

ラーメン二郎大ラーメン全マシで全店制覇

8店舗目 ラーメン二郎 八王子野猿街道店2
大ラーメン全

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野猿二郎。此処をNo.1にあげる人も多い、直系二郎の中でも特に人気店である。俺は野猿二郎が好きで好きで好きで好き過ぎるのである。それは好き過ぎる彼女を人前に出したくない、一緒に歩いて周りのスペルマ野郎のいやらしい視線に晒されたくない、友達に紹介して彼女が友達に興味を持つ危険を犯したくない、だから部屋で監禁するのだ、と屈折した感情と同等なのかも知れないと時折思ったり、思わなかったりするのである。八王子に行ったら、必ず行ってしまう、八王子へ行って野猿二郎に行かないなんて、トンカツ屋でハンバーグを食う行為とどこが違うのだろう、風俗でズボン脱がない行為とどこが違うのだろう、雨なのに傘をささない行為とどこが違うのだろう。

野猿は劣情ジロリアンの欲求を確実に満たしてくれる。もの凄いエネルギーをもっているのである。一口啜った途端、周りのインスパイア系が気の毒になるくらい、ぶっ飛んでしまう。

アブラも素晴らしい。このアブラを大量に使用したラテをスタバの新作として出して欲しいくらいである。大体、劣情ジロリアンはエネルギーが有り余っているのだから、その持て余した感情を解放するために、ホテルの窓からテレビを放りなげたり、デブがカレーは飲み物と豪語するのと、一緒で、アブラをナタデココ感覚で食うのは、小学生がピンポンダッシュするのとそんなに変わりはないのである。

小高く盛られたヤサイ。ニンニクの盛りもいい感じの量。ブタは大判だがやや薄めのものが2枚。しかも外に飛び出して今にも落ちそうである。しっとりしてやや噛みごたえがあるもの。FZの染み具合も丁度良く非常に食べやすい。

続いて上の具材を攻める。特有の甘味と旨味を兼ね備えたトロトロのアブラ、ナタデココの感覚で喉に流してこんでいく。スープに浸かり程よく味がついたシャキシャキのもやしとキャベツと一緒に食べても最高である。抜群に合い至高のうまさを作り上げている。
野猿のスープはFZがガツンと来る濃い味に仕上がっているが、作る過程でFZがスープの下に沈み、その後に麺を入れているので上澄みは味が濃くなっておらず且つ大量の液体アブラが浮いている事からこの段階では塩っぱく感じない。そのため上澄み部分のスープに浸かったヤサイは旨くて、無心にムシャムシャと食べまくってしまう。



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天地返しすると、底に沈んでいたFZをたっぷり吸い込んだ麺が、小麦の香りと共に出現。
褐色の麺はガツンと塩気を感じるがスープの力強いコクとアブラの甘味、グルエースの旨味で和らぎ、モチッとしながらもブツンッと切れる食感も相まって箸が止まらなくなるほど美味い。やはり、野猿は最高である。
ご馳走様でした。

ラーメン二郎大ラーメン全マシで全店制覇part7 環七新新代田店

ラーメン二郎大ラーメン全マシで全店制覇

7店舗目 ラーメン二郎 環七新新代田店
大ラーメン全マシ

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全国の欲情したジロリアンを発狂させた要因の一つに、FZ醤油の存在は大きく起因するだろう。FZとはいわゆる「二郎専用醤油」の事である。ここ新代田二郎は完全なる非乳化スープでFZ醤油で食わす二郎である。この醤油が全国の劣情ジロリアンを狂わせ、全国の二郎でロットバトルを勃発させているのである。狂ったジロリアン達が仕掛けるロットバトルは戦争そのものだ。ジロリアンは戦争大好き集団と認定しても文句の言われる筋合いはないっす。その証拠に平和の中でしか成り立たない、恋愛市場の中で女を目の前にしたジロリアンはよれよれではないか。戦闘的な意味合いがないとジロリアンは燃えないのである。
「うっとりとするようなSEXをした奴は戦争など起こそうとは思わない」と村上龍が文学者のロマンチシズム溢れかえる戯言を宣っていたが、確かにこれは的を得ている(本来は的を射ているが正しいらしい)。とにかく戦争は某大国が望まなきゃ起こらない訳で奴らの強欲ビジネスに振り回される国も兵隊も大変なのであるが、悲しい事に男の本能はファイト・オア・フライトでどっちかというと闘いたくなる性に満ちていて、ミリタリー・ファション、戦闘機、など軍関係アイテムにワクワクしてしまうのである。戦争は嫌だけど戦争グッズは大好きというアンビバレントは、しれっとしてるけど頭の中では女の裸体を想像している劣情とイコールでどうしようもないのであり、そこを戦争屋に突かれているのである。断っておくが俺は二郎狂いではあるが、平和主義者であり、戦闘になったらバンザイ・アタックしちゃうかも知れず、恐怖と快楽は紙一重なのである。
そんな脳を狂わす、FZとグルエースが戦時中に存在したら、アメリカ兵の必須アイテムとなっていただろう。天地返しを行い、野獣の血を燃えたぎらせ、相手をボンバイエするのである。

前回休日に訪問した際、大ラーメンの提供は平日のみと断られてしまった為、仕事をサボり、本日再訪問した。

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店の外に貼り紙が貼られている。サイズは「小」のみで、豚を増やすか否かと言う構成。「麺少なめ」や「麺半分」なども対応している。大は残したり時間をかけた人がいたため、正規のメニューからは除外されてしまったようである。しかし、裏メニューとして食券に乗せて100円現金で支払えば、対応してくれる。並んでる時に助手さんからヒアリングがあるので、事前に決めておく必要がある。今回は「大ラーメン」にさせていただいた。助手さんから食えるかどうかの確認が入り、首を縦に振る。券売機から飛び出す「小」の食券は、珍しい銀のカード型。席が空き、銀色カードを上のカウンターに置く。1ロットで6杯を熟され、事前に麺量も伝えているので、スムーズである。 同ロット先頭の方が「ヤサイマシマシ」といきなりブッ込んだなと思い、その山盛り具合を見ようと睨んでいたら、思い掛けずなだらかな菜山。なるほど、と学習し全マシをコール。見た目は結構な高山だが、麺量がかなり多く、それがヤサイを下から盛り上げているので、実際には少なめである。 箸で豚を奥に追い遣り、ポッカリと空き覗いたスープを直丼で味わう。オイリーが先行し豚と醤油のコンビネーションでコテリと始まる、キリリと非乳化でFZとグルエースがビンビンに効いたTHE二郎スープ。一口飲めばガツンと持っていかれる。 天地返しし、剥き出しにした麺は、平均15cmほどの短くネジレた極太麺。短いので扱い易く、ワシワシとワイルドな食べ応えが二郎らしい。麺量は、かなり多く550gくらいはあったと思う。

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豚は二郎にしては薄いが、分厚いチャーシューがドカンと2枚乗る。ニンニクはスプーンで一杯。アブラはお玉でたらり一杯、ヤサイの下に隠される。 俺のような非乳化好きには堪らない一杯であった。ご馳走様でした。

ラーメン二郎大ラーメン全マシで全店制覇part6 新宿小滝橋通り店

ラーメン二郎大ラーメン全マシで全店制覇

6店舗目 ラーメン二郎 新宿小滝橋通り店
大ラーメン全マシ

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非常に食べやすくヘルシーな一杯であった。
全国制覇を三田から順に遂行していき、小滝橋まで辿り着いた劣情ジロリアン野郎達が前情報無しで食ったら、期待でバンパンに膨れ上がったディックが萎れて行く様子が手に取るようにわかる。ライト系の二郎を楽しめるようになるには、酔いも甘いも噛み分ける素敵な大人にならないと無理だ。
しかしアブラマシマシにすぐしたがるチー牛ジロリアンは暗澹たる、落胆を隠せず、物憂げになり♪今日でお別れ、もう会えない~と口ずさんだに違いない。ふにゃチンに怒りを覚えたジロリアン野郎どもは己のディックはハードでいたいと歌舞伎町の風俗に駆け込んだかもしれない。
しかし、しっかり下調べをしていけば、ショックはなく、ライト系だからこその良さに気づき、ライトだからこそ完飲できるとか、最後まで脳内麻痺を起こさず完食できるとか、あなたがいたから僕がいたとか、ハワイでの暮らしが私の人生に影響をもたらしたのだ、ブロウジョブは気持ちいいとか、知ったかぶりできたのである。だが、それでいいのである。

同じ新宿でも歌舞伎と小滝橋は全く異なる。小滝橋はちょっと軽い。ちょっとでも吸引力があると、俺を狂わせてくれよ姉ちゃんって感じでカリソメの愛をアバンチュールに楽しんじゃう感じ。一方歌舞伎町はねっとり激しく一晩中欲情しちゃってる。目の前に本物の淑女がいれば一眼レフでフラッシュ炊いちゃうぜみたいな感じである。

蓮華が丼に突き刺してあり、そそり立っている。これは群馬県の「男気らーめんアカギ」を彷彿とさせる。

スープは細かい背脂の浮いた微乳化タイプ 目黒や仙川とは違う醤二郎でカラメを増したからか醤油パンチが効いた味わい。 まろみがあまり無い力強さは旨味魔法(グルエース)の粉量が抑えめだからだろうか。 グルタミン酸が醤油の角をとってくれると料理研究家が言っているのを聞いたことがある。豚感はライトでニンニクを合わせると旨い。 麺は太麺ストレート 直系の中ではかなり太めの部類。ややカタメな仕上がりで密度が高くムチミチッと噛み応えがある。スープが染みるタイプではなく、麺自体の味わい香りは申し分ない。麺量は大で350gぐらい。

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具材は豚、茹でモヤシ&キャベツ、背脂 豚は厚みのあるバラの煮豚が2枚 箸で切れるが肉質はしっかり、繊維に逆らうと歯に挟まってしまう。 ヤサイは標準な盛り、ほぼモヤシでシャキ感残した仕上がり薄ければ卓上にカエシがありますので調整可能。ライト系ということもあって、スープまでぐびぐび飲んでもいっさいの罪悪感を感じなかった。

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他店のように女子供、初心者を寄せ付けない(実際はそんな事はないのだが)ような雰囲気はないし、老若男女楽しめる環境であった。メニューも豊富だ。こういった多様性が必ず評価される。結果として店内は満席をキープし続けていた。発想とマーケティングは違うのである。ご馳走様でした。

ラーメン二郎大ラーメン全マシで全店制覇 part5 品川店

ラーメン二郎大ラーメン全マシで全店制覇

5店舗目 ラーメン二郎 品川店
大ラーメン全マシ

 

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オフィス街ということもあって、平日の夜はスーツを身につけたサラリーマンが列をなしている。このストレス社会に生きる彼らはどこか物憂げな表情を浮かべている。彼らはきっと一種の救いを求めて二郎に来てしまうのだろう。「祓え給い、清め給え、神ながら守り給い、幸え給え」と心で唱えながら。

俺も品川店(通称シナジ)のような二郎の老舗にくると厳粛な教会のようで、思わず祈らずにはいられない。一生遊んで暮らせるお金が入りますように、オードリーヘップバーンのような子に告られますように、週に1度は叙々苑で特選カルビが食べれますように、と厳かな気持ちで手を合わせることに全くやぶさかではないのだが、やはり懺悔もしなくては。満員電車でニンニクマシマシにしてごめんなさい、シルバー・シートに堂々と座って、老人が前に立っても寝たふりしてごめんなさい、小学生の時お菓子万引きしてごめんなさい、他人の子供をグーで殴ってごめんなさい。クラシックな二郎はオレのような俗に塗れた薄汚れた大人を一瞬だけ清らかにしてくれるのだ、しかしいざFZを大量摂取し卓上の調味料をぶち撒けたら、オレにも女を回せ、この野郎と野獣全開になってしまうのだが、いい大人なのに止まない性欲が憎いよ、全く、君って全くと歌い上げてしまいそうになる。

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二郎はラーメンにあらず、二郎という食べ物であるとかしたり顔でいう人が時々いるが、あくまで二郎の味の原点は「ただのラーメン」なのだ、とシナジに来ると改めて思う。どこか懐かしさを感じる味且つ性欲マシマシの劣情ジロリアンも充分に満足し欲を満たすことができる、この相乗効果(シナジー効果)が人気の所以なのだろう。

目黒や上野毛、仙川などと同様、過度に乳化しない、麺が太すぎず、豚はみっちりしたギュチ豚。FZとグルエースの旨味をダイレクトに感じられる、店員に過度な笑顔などはないが的確な仕事と親密な雰囲気、そして、当たり前だが美味い。これが三田で昔から供されている二郎を継承した一杯なのだろうと改めて感激する、今時この値段でこのボリュームのラーメンを供してくれるのはほんと感謝しかない。今回も勿論大ラーメンを購入。

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非乳化なくっきり味のスープは、液体脂と白い個体脂をまとって、とても奥深い味わい。麺は標準よりはデロ気味で、もちっとした中太麺の風味と触感がスープに絡んで、食べ飽きない。麺量は大で400g くらい。

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同じ二郎でも、こういうオールドスタイルな二郎もあれば、独自の特色を前面に出してくる二郎もあって、このような多様性も二郎の魅力の一つなのである。そして、シナジのようなクラシックタイプの二郎もちゃんと残っていて、それを支える長年のファンがいるというところに二郎の強みがある。いぶし銀な貫禄の名店であった。ご馳走様でした。

ラーメン二郎大ラーメン全マシで全店制覇 part4 新宿歌舞伎町店

ラーメン二郎大ラーメン全マシで全店制覇

4店舗目 ラーメン二郎 新宿歌舞伎町店
大ラーメン全マシ

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賑わう夜の歌舞伎町を歩き、向かうは勿論「ラーメン二郎」である。
夜の歌舞伎町二郎には性欲にまみれた劣情ジロリアン共が集結しているのかと思うが、案外そんなことはない。
アジア最大級の歓楽街、新宿・歌舞伎町は、誰のどんな事情も受け入れ、1人の人間として再スタートできる場所。外にいては見えない、懐の深さがあるという。それはここの二郎でも体現できる。他店で感じられるどこか排他的な雰囲気(実際はそんな事はないが)はいっさい感じられない、誰でも気軽に訪問できる雰囲気であった。

一般的な夜の歌舞伎町をイメージさせるような「怖い人」も当然いる。しかし、彼らは我々が何もしなければ、決して危害を加えてくることはない。現在は反社会的勢力と言われる人たちが一般人と揉めることに伴うリスクは大きい。揉め事を起こせば、組織のトップの責任になるのだろう。そんなリスクを背負って一般人に自ら絡むような人はいないのである。彼らが怒るとしたら余程のことだろう。だからと言って、彼らを舐めてからかうようなことを歌舞伎町の住人たちはしないようだ。
だたやはり、女性は気をつけた方が良いだろう。歩いていても、しつこく話しかけられるので、いかにスルーしてかわしていくかが重要である。しかし、そんな人たちを一言で撃退する方法がある。それは「これから二郎行くので」の一言である。二郎に行くと言えば止められる事は決してない。さすがラーメン二郎である。

中待ち7人、外待ち2人に接続。
並びから合計20分ほどで、着丼。
脂少なめ塩分濃度低目の優しい印象の強いスープ。すごく優しい。どちらかと言うとライト系だが、しっかりとした豚の出汁とFZの味わい、それに化学の力が加われば、二郎の味であった。 野菜はかなりのシャキシャキ野菜。店内にシャキシャキ♪と響き渡るほどのシャキシャキ度であった。蓮華にニンニクを盛り、ニンニクシャワー(天地返しした麺にニンニクをぶち撒ける行為)した後、啜る麺は柔らかめの極太オーション麺。

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ふんわりとしたオーション粉の香りが鼻をくすぐり、文字通り麺を口に運ぶ手が止まらないのである。ニンニクもあまり辛いタイプではなくこれまた優しい味だった。一心不乱に啜っていたらすぐに麺はなくってしまったので野菜生活にシフトチェンジ。麺量は大で300gぐらいであろうか。 肉は適度に脂身を纏ったホロホロトロトロの絶品豚肉。部位は腕肉であった。

数年前に来た時よりも旨くなってると感じた。またリピートしてしまうかもしれない。
ご馳走様でした。

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ラーメン二郎大ラーメン全マシで全店制覇 part3 仙川店

ラーメン二郎大ラーメン全マシで全店制覇

3店舗目 ラーメン二郎 仙川店
大ラーメン全マシ

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二郎の中でも特に殺伐とした雰囲気を味わえる。
子連れはお断り。この雰囲気が堪らないのである。
寡黙なマスターと助手の二人体制。

正真正銘の「醤二郎」。仙川ブラックと呼ばれる非乳化のスープはThe 醤油二郎。FZにグルエースが主軸、ふんわりと生姜を鼻腔に感じられ、コールしなければ油脂も穏やかで、ごくごくスープを飲んでもいっさいの罪悪感を感じない。 自家製オーション麺、他店舗の半分程の細さ、麺量も多く、体感だが大で500g近くあったと思う。 野菜はクタ野菜、キャベ率も高い。

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柔らかくパサながら素材味が残る豚。1つは端豚。冷えてるとちょっと固いが丼に沈めて温めると繊維がホロホロと崩れて旨い。
数年ぶりの訪問だった。忘れかけていた二郎独特の緊張感を感じながら丼に対峙するという経験を久しぶりに体感させてもらった。子連れお断りで女人禁制のような雰囲気。女と別れた直後に行くべき二郎ランキングがあったら一位であろう。

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とにかく女と別れたい、別れたい、別れたい、とジロリアンが絶叫、つぶやき、情緒不安定に泣き叫びながら、啜るのもいいだろう。メンヘラジロリアンはLINEのプロフも真っ黒にし、仙川ブラックをリスペクトしてしまうのである。
味は薄めでマイルドだが、スープに浮く大量の背脂でよっぽどへヴィ。日本人が好きそうな醤油の立つスープ。
激情、情緒、物の哀れ、静寂、混乱、騒乱、わびさび・・・・
そんなにも別れたいのか!逆に言えば、別れたくないんじゃないか?
いやよいやよも好きのうちか?
ジロリアンが別れたいほど夢中にさせる女って、小悪魔を遙かに超えた、みみず千匹さえ超えた、毎日せびられてたまんねぇ、何にもいえねぇと平泳ぎしてしまうほどの、BIGを超えた、GREAT悪魔なんだろう、YEAH ! ~
オレは何を言っているのか。
ご馳走様でした。

ラーメン二郎大ラーメン全マシで全店制覇 part2 目黒店

ラーメン二郎大ラーメン全マシで全店制覇

2店舗目 ラーメン二郎 目黒店
大ラーメン全マシ

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二郎は、獰猛な野獣を鎮めたり、岩を砕いたり、ねじれたかしの木を折り曲げたりしてしまうほどの不思議な力を持っている。

唐突に、誇らしげに断言するが、二郎を全店制覇するなら開店順に訪問するべきだろう。歴史を辿っていくのである。オレが権力者ならそう命令するし、逆らう奴はでっちあげの罪を創作して国策捜査してでも、そうしろと強制する。オレの案に反対票を投じても、不正選挙して票を改ざんする。それほどまでも、ラーメン二郎が辿ってきた軌跡は自分の女より尊いのである。

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残暑が続く中、面白い様に行列が伸びて行く。回転は早く30人ほどの並びだったが、50分程度で店内へ。大のプラ券を購入し、助手に提示する。

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目黒店(通称メグジ)のような人気店は死ぬほど並ぶ、しかし代表待ちをしたり、途中で挫折してはダメダメ、ダメダメよ、ギルティーよ、けつあな確定よ、エスオーエスジロリアンは狼なのよ、気をつけなさい。年頃になったなら、つつしみなさい。豚の顔していても、心の中は狼が牙をむく、そういうものよ♪
二郎は北海道や京都などの地方にも点在している。ランダムに店を回っていたら、地方の二郎への遠征は後回しにされがちなのである。とにかく順番通りに回りやがれ、このすっとこどっこい。
初心者には拷問だろう、まるでマイルス・デイビスの『オン・ザ・コーナー』のように。そこはくぐり抜けねぇと快感にはたどりつけねぇぜ。行列に並ぶのに退屈し、ついついPornhubのトレンドを検索してしまい、「クソ!昨日と全然変わってねぇじゃねーか」などと嘆いても、目の前の行列は徐々にしか進まない、まあ気持ちはわかるが、我慢せい。

さっきからオレは二郎全店制覇するなら開店順に訪問しろなどと突きつけているが、その理由は全く記されてはいないのである。だが何事も理由がなければいけないという理由はない。充足理由律という「すべての真なる思考は根拠づけられているべきであるという法則である」見解があるが、そんなの無視していいのである。 空いている席に座り、3分ほどでコールを聞かれ着丼。
スープは非乳化系の豚骨醤油味。デフォで油と脂が多め、そこへトッピングのアブラが加わり中々オイリーである。豚感は過不足なくFZ醤油ダレがバッキバキに主張する。 自家製の麺はちぢれを伴った平打ち状の太麺。デフォでもそこそこ硬めで粉感満載。麺量は大でも体感300g弱であった。

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豚は小さめな塊がひとつと細かいのが数切れ。繊維に沿って裂けるタイプでやや肉感強め。 ヤサイも増してもたいして増えない。 小麦粉が高騰するこのご時世にワンコインを貫き通すという凄さに敬服。 鍋二郎をやっているようなので、今度は鍋を持参してお邪魔したい。ご馳走様でした。